今年の5月から、TOEIC公開テストは出題形式が一部変更されました。新形式になったTOEICの特徴としては、「文脈的な理解力」を重要視していることが挙げられると思います。リスリングでもリーディングでも、新たに「発言の意図を問う」問題が出題されるようになったので、表面的な意味ではなく、文脈を踏まえた理解が必要になりました。また、Part 6やPart 7で追加された文挿入問題も、文書の全体的な構成を踏まえた文脈的な理解が求められます。
したがって、新形式のTOEICでは、付け焼き刃的な対策ではなく、実用的なレベルでの英語力がないと太刀打ちできない印象があります。しかしTOEICは試験である以上、英語力を得点力に結びつける技術も必要になってきます。そこで、新形式をはじめて受験する人でも、英語力を伸ばしつつ、さまざまな問題形式に対応できるような本ができないかと試行錯誤の上、制作してきたのが9月末に発売予定の『はじめての新形式TOEIC(R)テスト この1冊で650点』です。
本書では、新形式になったTOEICテストの問題を42のパターンに分類し、解き方を体系的にまとめています。また、Part 1、Part 2、Part 5については、問題を解くにあたって必要な文法事項を整理して掲載していますので、英文法に不安のある方でも本書だけでTOEICに必須の文法を学習することができます。さらに、Part 3、Part 4では各設問を解く前に、それぞれの会話やトークに対して「会話の流れ」や「トークの流れ」を確認できるようにしました。同様に、Part 6とPart 7では、設問を解く前に「文書の流れ」を確認するようになっています。
価格は1800円+税で、CDが1枚付属しています。付属のCDには、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの4カ国語のナレーターが読み上げているリスニング問題の音声が収録されています。10月以降、はじめてTOEICを受験される方は、ぜひ本書で学習してみてください。
『はじめての新形式TOEIC(R)テスト この1冊で650点』
生越秀子・著
A5判 296ページ CD1枚付
本体価格1800円+税